今度生まれ変わったら(中の人のぼやき)

今日は、吉富薫の中の人のぶっちゃけトークです。
毒ありありなので、気分を害したらごめんなさいです。


今度生まれ変わったら、低音ボイスの男性になりたいです。
ああ・・・それだけで今の辛さは半分になりそうです。
そんなに甘いもんじゃないって言いたい人もいるだろうけれど、
男女絶対数が違いますし、男性だったらねえ・・・とも良く言われます。


はい、ナレーター業界は男性が足りません。
これは言いたくないけれど、男性がちょっと頑張れば仕事ゲットの
確率は女性と比べると相当高いですよ!
ほら!これを読んで営業行ってない男性諸氏!
今すぐサンプル持って制作会社行くんだ!もう二度と言わないぞ?


え〜それはおいといて^_^;
劇団時代に遡ります。


当時「青少年センター」なんぞの練習室を借りて、地元の各劇団は
活動をしていた訳です。使用料無料だったので。
使うためには月一度のお掃除と部屋取りの会議と持ち回りの進行役
とかやんないと行けませんでしたが。


で、その「青少年センター」で、「30周年記念文化祭」みたいなのを
やることになって、各劇団が集まって芝居を発表することになりました。
脚本はなんと私(^_^;)なんで自分になったのかよく覚えていません。
「○○○さんは、演出補で傍にいるだけで良いから」
となんだか狛犬みたいなポジションでした。なんじゃ?それ。


出演者の中には東京の芸術系大学か専門学校に通っていた男の子が
いました。たまたま夏休みに帰って来てたので、出演することに
なったのです。ヒロインの相手役の高校生役をやってもらいました。
結構重要な役でした。
さて、その彼が言い放った言葉を今でもよく覚えています。


「どうせ女は失敗すれば結婚すればいいけど、
俺達は後がないから」


凄い悔しかった記憶があります。
くっそ〜!何が何でも頑張るわい!と決意した思いが^_^;
彼が今何しているか知りませんけどね。彼も辛かったんでしょうけど、
今の私なら言うでしょう。


「ならやめればいいじゃん?それ自慢?別にやってくれって頼んでないから」


・・・って。や〜ね〜オバサンになるとキツクて(-_-;)
でもね、実際は肩をぽんぽんって叩いて、
「頑張ってるのは分かるけどもうちょっと力抜かないと良い芝居できないよ?」
って言うかな?
それか「そうだよ、羨ましいか?でも女からフリなこともあんだよ?」って言うか。
辛いのはみんな一緒。頑張っているのはみんな同じなんだからさ。


これと似たような言葉は今でも言われます。
はい、面と向かって言われますよ〜。


「女性の喋り手は本気度が低い」
「男性は食わすためだから必死」
「女性は片手間」


今の時代、旦那の稼ぎだけで奥様できる女性は何人いるでしょうかね?
独身で頑張ってれば「結婚できない可哀そうな人」だと言われ、結婚
していれば「旦那に食わせてもらって趣味をしている」と言われ・・・
恐らく何をしても何か言われるのであろうなと思う訳です。


確かに「片手間」の人もいるでしょう。
でもそれにも理由がある筈。離婚して一人で子育てしている人もいる。
だから「女だから」って理由は本来ないんですよ。
でも本気度なんて「本気度計」でもあるんですかねえ。
見てみたいな。
男性でも女性でも人によると思いますけどね。


さて、今回は女性側の不利な話をしましたけれど、男性も確かに結婚
出来ないとか女性と違って制作側からのあたりがキツイとかあると
思います。とにかく色々言われてもめげないことだと思います。
ちゃんと仕事をすれば、ちゃんと扱ってもらえますからね。