クシエルの矢

クシエルの矢〈1〉八天使の王国 (ハヤカワ文庫FT)

クシエルの矢〈1〉八天使の王国 (ハヤカワ文庫FT)


表紙の絵と解説の「エロさ」に騙されて?購入。
思いっきりR指定のファンタジー小説だが、世界観が面白かった。


あらすじはハヤカワオンラインから。

天使の血をひく人々の国、テールダンジュ。ここでは、愛の営みは神への捧げ物である。少女フェードルは“クシエルの矢”と呼ばれる印をもって生まれ、それゆえに数奇な運命をたどる。謎めいた貴族デローネイに引きとられ、陰謀渦巻く貴族社会で暗躍するためにあらゆる知識と技術を授けられたのだ……一国の存亡を賭けた裏切りと忠誠が交錯する中、しなやかに生きぬく主人公を描くローカス賞受賞の華麗な歴史絵巻、開幕!


“クシエルの矢”とはなんぞや?(ネタバレ)



ようはですね、Mな人なんですよ。聖なる淫乱フェードルちゃんは。
生れつき痛みを快感に感じる性質なんです。
この王国の皆さんは「天使の末裔」らしく、美男美女のオンパレード!
しかも、なんと娼婦は神娼と呼ばれて、聖なる職業なのです。


これ・・・ファンタジーだよね?何だか官能小説読んでいる気分に(^_^;)
でも、政治の絡みとか舞台背景はしっかりしているから面白い事は面白い。
ただね、シリーズ物なんですよ。ハヤカワのシリーズ物ってなかなか
続きが出ないんです。「シャーリアの魔女」シリーズだってずっと
出てないじゃん!待っているのに〜。